映画「BIUTIFUL ビューティフル」

   

映画「BIUTIFUL ビューティフル」を観てきました。「Beautiful」だと思ってたら「Biutiful」だったのね。この綴りには深い意味があるのですが、気が付いたのはこの感想を書く段になってからでした…。

舞台がバルセロナということと、ネットでとても評判がいい、という二つの理由で半ば衝動的に見に行きました。しかし、覚悟していた以上に救いようのない展開で、観た後へこみました…。この作品の優れたところを探す気力を奪われるくらい、とにかくへこんでしまって思い出したくない(笑)。

ストーリーはざっくりこんな感じ。バルセロナの闇社会で働くウスバルは、心を病んだ妻と別居して子供二人を育てている。ある日病気で余命あとわずかと宣告され、残された時間を、残す者たちのために懸命に生きようとするお話。

以下、もろネタばれを含む感想です。



この映画はそもそも、黒澤明の「生きる」にインスパイアされて作られた作品だそうです。余命があとわずかと宣告され、その時間を誰かのために生きる。言われてみると確かにベースは一緒です。しかしこの作品の残酷なところは、ウスバルが死のリミットと戦いながら懸命に周囲に尽くそうとするのに、すべてが裏切られて終わるという点です。

ヒドイ!
ほんとヒドイよー。
救いようがない…。

ウスバルは闇社会で働いているのですが、悪党ではないです。不法な外国人移民に仕事を融通する仕事をしてるのですが、もうけのためだけでなく、彼らの生活についても考えて懸命にその仕事をこなしている。子供たちを深く愛し、妻との関係の修復も試みます。

なので、「いいヤツ」なんです。

だから、あのストーリーの裏切りの数々は見ていて心が痛んで仕方がありません。あのひどさはリアリティを通り越してファンタジーですよ…。

この作品に救いはあったのかなぁ。救いは…子供たちが素直でかわいいということかな。しかしもう一筋くらいの救いが最後に欲しかったと個人的には思いました。

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