映画「チェブラーシカ」&「くまのがっこう ジャッキーとケイティ」

   

映画「チェブラーシカ」&「くまのがっこう ジャッキーとケイティ」を見てきました。それぞれ人形アニメと、普通のアニメで、2本立て上映でした。

「チェブラーシカ」は9年前、日本での初上映を渋谷で見ました。当時夢中になって、すでに監督が他界されていて続きが存在しないことにショックを受けたわけですが、今年こうして日本人スタッフメインで続編が作られると聞いてえらい驚いたものです。いやぁ、日本での人気は相当ですが、ロシアの人たちはどう受け止めたのでしょうか(笑)。ドラえもんが海外で作られるようなものだと想像してるのですが。

ちなみにチェブラーシカは、六本木(東京)となんば(大阪)のみでロシア語版が上映されています。私は時間の都合で六本木に行ったのですが、ロシア語版にして正解だったかも。9年前の公開当時は吹き替えなんてなかったですから、あのイメージを壊したくない人たちにはロシア語版が断然おすすめ。(だって日本語版だと大橋のぞみの声なんですよ…チェブラーシカ…。)

「くまのがっこう」は(絵を見かけたことはありますが)全然知らなくて、ほぼ初めて出会った作品でした。

さて、それぞれの感想は以下。



「くまのがっこう ジャッキーとケイティ」

12匹のくまの子がいる学校では、11匹が男の子で1匹だけが女の子。その子の名前がジャッキーで、この物語の主人公です。映画はジャッキーがケイティという別の女の子と出会って、友達になるお話です。

最初、絵や世界観はかわいいと思いつつ、どこか刺激が足りなくてつまらないなぁと思いました。ストーリーも単調だし、ジャッキーの明るくてかわいい性格も主人公として平凡といっちゃー、平凡。

つまんないなぁと思ってみてたのですが、後半に突如11匹のメンズが活躍(笑)。この子たちが男の子っぽくてすごくかわいいのです。クライマックスとか、筋がおかしくても感動してしまって泣いてしまいました(笑)。

なぜか最後まで絵が好きになれなかったのですが、気になる作品になりました。

「チェブラーシカ」

全3話上映されました。ただ、第1話はオリジナルの「こんにちはチェブラーシカ」です。チェブラーシカとわにのゲーナの出会いから、二人の生活が始まるまでのお話です。チェブラーシカを初めて見る人たちのために入れたと思われます。私は何度も見てますが、何度見てもかわいいですねぇ。。

そして第2話と第3話が、新作です!
うむ!まず良いところから書きましょうか。

感激したのが、映像の再現が何の違和感もなくされていることでした。第1話がオリジナルなので、続く第2話で違う空気が流れたら観客はすぐに気が付くと思います。それがまったく、違いを感じることなく見られたのです。

人形も、背景も、そして画面に流れる空気も、見事にオリジナルを再現しているなぁと感心いたしました。セリフではチェブの口癖(?)「ニ・ズナーユ(知らない)」も出てきて、こういうところも意識してるのかなぁと思いました。ロシア語版では、声質も似た人が採用されていて良かったです。

全体的に、オリジナルの世界観をすごく大切にして再現することに努めた感じが伝わってきました。

ですが、残念だったのはストーリーであり、脚本です。言いたくないけど…つまらなかった!第3話なんて…最後の方寝てしまいました。

話自体が面白くないことは、脚本が完成した時点で指摘が無かったのか疑問…。展開も途中、緩慢で、イライラしました。人形たちの愛くるしい姿を画面で楽しめるうちはいいのですが、それに飽きてきた後半はきつかったです。

そして「やっぱり」と思った残念な点が、オリジナルの魅力である「チェブの小悪魔要素」と「旧ソ連的空気」が無かったこと。

かわいいチェブラーシカ。ときどき小悪魔的な顔を覗かせるのが魅力のキャラクターなのですが、今回の新作でそれを見ることはできませんでした。どこまでもかわいいだけのチェブラーシカ…つまらないよ。そのせいなのか、ゲーナが前面に出すぎ。ゲーナ大好きだけど、チェブの影が主人公なのに薄い。シャパクリャクも少し変だったなぁ。

あと、どこか暗い空気感もこの作品の魅力の一つなのですが、それも無い。あれはあの時代、あの国でしか作れなかったものなのかもしれない…と思いつつ、意識して作って欲しかった気がします。

まぁ、どちらも「子供向け」になりえない「大人向け」の要素ではあるので、もしかすると意図的にはずされたのかもしれませんが、結果的に私には物足りないものになってしまいました。

…なんだかなぁ。
寝てしまったというのが一番素直な反応でして、一方で私自身もショックを受けてる点です。

もし、またチャンスがあるなら、もう少し面白くてロシアの黒パンのように苦味のある「チェブラーシカ」が見てみたいです。

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