本「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」

   

村上春樹の「鼠三部作」である「風の歌を聴け」、「1973年のピンボール」、「羊をめぐる冒険」を読み終わりました。だらだらと他の本の合間に読んでたので足掛け数カ月かかりましたが、一気に読んだ方がよかったかな、と後からふと思うような、ゆるくもつながりが強い三部作でした。

「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」の二作品は、ストーリーより空気感を味わうような作品だと思いました。街の閉塞感、ひいては鼠自身の閉塞感みたいなものが今でも頭の隅にへばりついてます。「1973年のピンボール」はクライマックスのピンボール台のシーンが好き。私はクリアに頭にその絵がうかんできました。そこにあるしんとした寒さまで感じました。双子の彼女たちの幾何学的な描写も面白かったです。

「羊をめぐる冒険」は素直にストーリーが楽しめた作品でした。上巻前半までは前の話のアンニュイな感じを残してるのですが、後半、羊をめぐる冒険が始まる段になって一気に物語性が加速。面白くて指が止まらない。そしてショッキングなラスト…。ところどころ描写の美しさに惹かれつつも、ストーリーも楽しめて満足な作品でした。

ちなみに村上春樹の作品に出てくる女性がときどきとても魅力的です。ピンボールの双子は面白かったし、羊の耳が素敵な彼女はふんわりキュート。世界の終りと~に出てくる太った女の子も好きでした。主人公はいつも似たような感じですが、女の子はわりとバラエティに富んでるんだなぁ。

次は「ねじまき鳥」を読みます。時系列で「ダンス・ダンス・ダンス」にいこうかと思ったら持ってなかった。(村上作品を買いためてあるのでした。)

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