映画「電信柱エレミの恋」

人形アニメーション「電信柱エレミの恋」を見てきました。電信柱のエレミが自分を修理してくれた若い電気工のタカハシに恋するお話。電線を使って電話だけでタカハシとつながり、お互い恋心を募らせていきますが、やがてエレミがその正体を告げる日がやってきます。

電信柱の擬人化、というとデジスタで見た坂元友介さんの「電信柱のお母さん」がすぐに思い浮かびました。そのため斬新さが無かった上に、この作品と比べてしまったのが残念でした。残念、と書いたのは、坂元さんの作品のほうが良いという意味で・・・そして一番残念だったのは脚本かと思います。言葉遣いがいちいち説明っぽくて、なにか、キャラクターらしさが伝わってきませんでした。絵というか、画面は素朴でよかったのに、言葉であそこまで雰囲気を壊すのはもったいないなぁ。

ただ、タカハシが恋に落ちていく様子は見ていて心が温まりました。見ず知らずの女性からの電話を最初は不審がっていたのが、やがて電話が鳴るのを切なく待ち続ける姿に変わります。26歳、独身、一人暮らし。机には食べ終わったカップラーメン。趣味は模型。ぼろアパートでの生活の寂しさを埋めるエレミからの電話に、やがて心が満たされ、恋に落ちる様子がかわいくてねぇ。。。女性だからこういう男性のシンプルさに惹かれるのでしょうか。

興行的にはふるわない作品のような気がしますが、見て損したとまでは思わない作品でした。(セリフだけ差し替えられたらいいのになぁ・・・と個人的に強く思います・・・。)