私は実物のロボットは好きですが、アニメや漫画などのロボットにはそれほど興味がありません。鉄腕アトムしかり、ガンダムしかり。

しかし、そんな私も「火の鳥 未来編」に出てくる「ロビタ」というロボットには非常に心惹かれます。写真は、猿田博士と数十年ともに過ごしたロビタが、電子頭脳ながら博士の心の奥を言い当てるシーンです。何気なく古本屋で手にとって開いて読んだこのページで、思わず涙が出ました。

ロボットがロボットであること。人に作られた人工の頭脳で動くこと。それを前提におきながらも、感情とは少し違う、高度に発達した分析能力で、人の心の奥に近づくシーンなのです。もっと人間らしい感情をもったアトムと違い、ロボットとして、猿田博士の心の奥にロビタは寄り添います。なにか、人間らしいロボットよりずっとリアルで心が動かされます。

人間のようなロボットではなく、ロボットとしてのロボットが、いつかこんな風に人と交わる時代が来るんですかね・・・。

この「火の鳥 未来編」、中古の紙質が悪い本ですが、絶賛貸し出し中です。読みたい方いましたら声かけてください。