第11回 文化庁メディア芸術祭

   

先日(2/10)、今年の第11回文化庁メディア芸術祭に行ってきました。気になった作品について少々ピックアップ&コメント残したいと思います。(写真は会場の国立新美術館。)

Se Mi Sei Vicino(アート部門):
人との距離を可視化?ちょうどパフォーマーがいる時間に鑑賞できました。舞台の中央に立つ女性のそばに行くと、周囲のスクリーンに写った映像が変化。起きていること、見ているものは特別だとは思わないのですが、見えないものを見るとどこかはっとします。

ビュー・ビュー・View(アート部門):
お互いがカメラで映しあっている2台のモニターで、片方のモニターに風を送ると、もう片方のモニターから風が出てきます。なので、片方の人が相手の顔を見ながらセンスで仰げば、もう片方の人の手にある風車がまわるという感じ。面白いです。ただ、映像がもう少し鮮明だったら良かったのに。

ためいきまじり(アート部門):
並んだ水道の蛇口。回すと蛇口から・・・ため息がこぼれます(笑)。蛇口というオブジェと、ため息という組み合わせが無さそうでありかと・・・!

ウシニチ(アニメーション部門):
かわいくてブラックなアニメーション。絵がとにかくかわいらしいのですが、話の展開はシュールでブラック。頭から「Happy Birthday」の歌が離れない!真似して歌ってしまう(笑)。

迷走赤ずきん(第13回学生CGコンテスト):
動画部門の最優秀賞受賞作品。おなじみの昔話「赤ずきん」をポップでどこかダークな味に仕上げたアニメーション。絵はかわいいし、音楽は楽しいし、展開は軽快だし、最優秀賞にふさわしい楽しい作品でした。モンティ・パイソンのテリー・ギリアムのアニメーションを思い出すような描写がちらっとあったのですが、あれはオマージュ?

蒲公英の姉(第13回学生CGコンテスト):
優秀賞。蒲公英(たんぽぽ)の姉を持った少女の人形アニメーション。少女の葛藤と成長がわかりやすく描かれており、かつ一シーン、一シーン、絵も構図も美しいです。とにかく泣けます。一人で部屋にこもってじっくり見て泣きたいような作品でした。

・・・そのほか、マンガ部門の吉田秋生「海街diary」は気になる作品でした。もともと吉田秋生好きだし、機会があったら読みたいです。

ウェブ部門はなんとなく美術館でPCに向かってWebを見るのが嫌で、見てません。これでいい作品との出会いを逃してるのなら残念ですけど。

エンターテインメント部門の大賞は「Wii Sports」。最近、このジャンルの展示会で任天堂の製品を見る機会が多いなぁ。写真美術館の「文学の触覚」にもDSの文学大全展示してあるし。受賞は素晴らしいけど、メディア芸術祭に来てまでWillをプレイするのは時間がもったいない。

エンターテインメント部門の優秀賞「気づいていますか。」は、BMWのウェブCMらしいのですが、長くて思わせぶりな展開が続くにも関わらず、最後がつまらないオチで腹が立った(笑)。うー(唸)。すみません。何が評価されたのかよくわからない・・・。

会場の最後には、メディア芸術祭の協賛展「先端技術ショーケース'08」がありました。ここでは最新のデジタル技術を使ったアート作品が展示されています。今回は、光の点滅速度が異なるライトに反応して家族の会話が流れ出る「inter-glow」、音声の感情をモーフィングした「感情音声モーフィング」、人の言葉の区切れなどを判断してうなづく「InterRobot」、赤外線が埋め込まれたボールを赤外線カメラで捕らえ、関連した映像をステージに映し出す「跳ね星」の4つがありました。

正直すごく面白いものはなかったですが、「inter-glow」はなかなか技術ありきではなく、アートっぽく仕上がっていて興味をそそられましたかね。何にしても、最新技術とアートの組み合わせは面白い試みだと思います。

ちなみに「迷走赤ずきん」が3月の東京国際アニメフェアで見られるかも。また見たいな~。そんなこんなで楽しい「文化庁メディア芸術祭」は今年も幕を閉じました。

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