映画「北極のナヌー」

   

水曜日(10/24)のレディースデーに「北極のナヌー」を観てきました。観たいと思いつつ、ドキュメンタリーという下手すると劇場で観るにはハズレなジャンルに少々ためらいながらも、結局ダッシュして渋谷の「シネマGAGA!」で観てきました。

素晴らしい映画だと思いました。途中からはらはらと涙が止まらなくて、結局最後まではらはらと泣きっぱなしでした。何に心を打たれたかというと、その美しさです。映される色や光もきれいなのですが、なによりも北極の生き物の「生きる」その姿の力強さや美しさに感動しました。

タイトル、各種宣伝ともに白クマのナヌーが主人公のようですが、実はナヌーと、あとセイウチのシーラという主人公がいます(ちなみに共にメス)。ナヌーとシーラ、別々に生きる異なった北極の住人が、生まれてから大人になるまでを追ったドキュメンタリーです。



筋に何の特別なものはありません。誰もがテレビや本で見たような、ふつうの白クマの一生です。巣穴で生まれ、母親と弟と生活し、やがて家族と別れてひとり立ちする。食べ物を手に入れるのに苦労をしたり、敵に出会ったりしながらも毎日「生きる」姿を淡々と映しています。(セイウチの生態は知らなかったので色々新鮮でしたが。)

それが心惹かれる点で、何かがすごく特別なのではなく、「生きる」その困難や美しさが、映像やさりげない音楽と共に素直に心に入ってくるのです。もしかするとどこかに脚色もあるかもしれません。でも目に映るものはとてもシンプルで確かなもので、心に残るものでした。

日本語版の主題歌(エンディング)は手嶌葵が歌う「奇跡の星」という曲なのですが、これがまた素晴らしい・・・。CD買いました。聞くと思い出し泣きをしてしまいます(笑)。歌声と曲もいいのですが、歌詞がとてもきれいです。特に最後のフレーズ。

「生きることの意味を
生きる君を見て わたしは知る」

まさにこの映画にぴったりでして。映像とこの曲との組み合わせの攻撃には、漫然と生きてる自分の心に軽くビンタをくらった気分です。

そんなわけで、「北極のナヌー」とてもおすすめです。もしかすると退屈かもしれません。でも、何かぼんやり生きてる気がする人にはじっくりと観てほしいです。

そうそう、少し残念なのが、冒頭や最後に繰り返し地球環境への警告が出てくること。全体が美しいドキュメンタリーで、言葉にしなくても地球のかけがえの無さは理解できるのに、妙にそこだけ説教くさいのです。この映画をきっかけに地球環境保護を訴えるのはいいのですが、映画は映画で完結していて、そのメッセージは別でもいいんじゃないかな、と思ったりして。子供にはわかりやすい方がいいけど、私は少し気分が萎えてしまいました。

「シネマGAGA!」は初めて入った映画館なのですが、清潔感のあるこじゃれたいい映画館でした。ただ、ちょっとスクリーンが小さいような・・・。ぜひ、もっと大きいスクリーン&いい音響の劇場でもう一度観たいです。

(※冒頭の写真は「ナヌーパフェ」(350円)。)

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