映画「まあだだよ」

   

黒澤明の遺作「まあだだよ」を観ました。

いつもTSUTAYAで貸し出し中のイメージのこの映画。ようやく借りられて観たのですが、なんの予備知識もなしに観たので、後からこの作品が黒澤の遺作だったことと、実在の随筆家(内田百ケン)をモデルにした作品だと知って驚きました。

私としては、ぼそっと「好きだな・・・」と言いたくなる作品でした。

主人公の先生はあったかくて、ユーモラスで、かわいらしい人。定年を迎えて教師を引退するも、彼をしたう教え子達は頻繁に家に出入りします。そんな彼自身の引退後の生活と、教え子達との交流を描いた作品です。

私はモデルになった内田百ケン先生を知らないのですが、この作品で人間味あふれる彼に、誰もが心惹かれずにはいられないのではないかと思いました。

映画自体はシとてもンプルです。BGMらしいBGMもほとんどないし、いくつかのエピソードが組み合わさった構成なので、ストーリー展開も淡々としていました。だからこそ、この内田先生のキャラクターが際立っていたように思います。また、心のそこからじわじわと愛情が湧いてくるのを感じます。

大人になれば大人になるほど(?)味わい深く感じられる良い作品ではないでしょうか。時間をおいてまた観たいです。

オススメ度:★★★★☆

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