羽生 善治「決断力」

   

読書シリーズです。「父の詫び状」に続き、ブックオフで買った本。今回はプロ棋士・羽生 善治さんの「決断力」を読みました。

新書は親しみやすいタイトルとは裏腹に、結構読みにくいものが多いという印象があるのですが、この羽生さんの本はとても読みやすい本でした。

羽生さんは小学校1年、6歳の時に将棋を覚え、驚異的なスピードで中学3年生でプロ棋士になり、さらに七冠を達成された天才棋士です。勝負の世界をずっと生きてきた方であり、この本は一貫して、羽生さんの「勝負に対する姿勢や考え方」が書かれた本です。

すべて将棋にまつわる話ではあるのですが、不思議と(?)ビジネスや人生すべてに通じるエッセンスがちりばめられています。だからこそたくさんの人の共感を得たんだと思います。ただ、私自身の生活・人生には、まだそこまで「勝負」や「決断」を迫られるシチュエーションがないので、若干遠い世界の話には感じられました。でも、きっとこの本を爽快な気持ちで読める人たちも多いと思います。

以下、気になった言葉を4箇所引用しました。

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- 追い詰められた場所にこそ、大きな飛躍があるのだ。(P9)

- 勝負には通らなくてはいけない道が存在すると私は思っている。リスクを前に怖じ気づかないことだ。恐れることも正直ある。相手を恐れると、いろいろな理由をつけて逃げたくなる。怖いから腰が引けてしまう。しかし、勝負する以上、必ずどこかでそういう場面に向き合い、決断を迫られることになる。私は、そういうときには、「あとはなるようになれ」という意識で指している。どんな場面でも、今の自分をさらけ出すことが大事なのだ。「身を捨ててこそ浮かぶ背もあれ」だ。(P70~71)

- 個人として、自分が大事にしていたり、何かに賭けていたり、究めたいと思っていたり・・・・・・人生の中で目ざしているものがはっきりしている人は、いくつになってもエネルギーがある。(P121)

- どの世界でも、本気で、本音で話し合う機会を持つことは、物事を前に進めるための基本ではないだろうか。(中略)他人を理解できてこそ自分の意見も成り立つのではないか。(P151)

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