映画「ワンダフルライフ」

死んでからあの世に行くまでの間の7日間過ごす施設。そこでは生きていた間の一番の思い出を映像で再現し、死者はその思いを胸に旅立つ。

是枝裕和監督の長編映画作品2作目です。唯一観ていなかった是枝作品なのですが、こんなファンタジー映画を撮っていたとは知らなかった。ファンタジーと言っても、根本にあるテーマや画面づくりはリアルだし、人の心の描写は生々しいのですが。

淡々と、素朴にいい作品でした。さまざまな死者がそれぞれの思い出を語るシーンが一番多いのですが、他の作品と同様ドキュメンタリー・タッチで素直に撮れている印象を受けました。何人かは役者ではなく、一般の人だと思います。それがまた味わいがあっていい。テレビでドキュメンタリーをやってきた監督だから、こんな素朴で力強い映像が撮れるのかな。

後半の展開はちょっと唐突な感じがしてあまり好きじゃありませんが、そこから映画らしくはなるのかも。

・・・細かいことはよく覚えていなのに、観終わった後に静かに一人で味わって、反芻したくなる、とても良い作品でした。

 オススメ度:★★★★★

 私の是枝作品の感想
「ディスタンス」
– 「誰も知らない」
– 「幻の光」はあまり好きじゃないので感想なし・・・。