映画「エメラルド・カウボーイ」

   

映画「エメラルド・カウボーイ」。2001年制作、2003年アメリカ25都市で公開。そして2004年コロンビア全土で公開されたメイド・イン・コロンビアの日本人映画。コロンビアで話題になったと宣伝されてるが、私のコロンビアの友達は二人とも知らないと言っている(笑)。

観てはっきり思った。映画としてはB級です。
しかし・・・

早田さん!
あなたの人生とあなた自身に星五つですーっ!!
★ ★ ★ ★ ★

くわっ!コロンビアにこんな素敵なハポネスのセニョ~ルがいたなんて知らなかった。シビレマシタ~

・・・と、引っ張りすぎましたが、これは実在する日本人エメラルド王、コロンビアでのエメラルドビジネスに大成功した早田英志さんの自伝的映画です。その資産は数千億ともいわれ、2003年の統計では、日本に輸入されるエメラルドの70~80%は彼の会社を経ているともいわれる超成功者なのです。

そしてこの映画は、1940年生まれで今年65歳になるセニョール・ハヤタが、若き頃コロンビアでエメラルドに魅せられ、その眼識や勇気を持ってビジネスを成功させていくドキュメンタリー的な映画であります。後半は早田氏本人が自分自身を演じます。

コロンビアでのエメラルド・ビジネスというのは危険も伴い、妬み、身代金目的、エメラルドの強奪などを目的に、早田さんはつねに命の危険に晒されてるとか。でっかい銃を構えた半ダースのボディガードに囲まれて移動するその姿は、なかなか圧巻であります。

さて、映画の感想。


こういっては何ですが、前半はイマイチでした。一番痛かったのは若き頃の早田さんをコロンビア人俳優が演じたこと。どこからどうみても日本人に見えない彼を早田さんとして認識するのには、ずーっと違和感を感じてしまいました。英語はスペイン語訛りがあるし、片言の日本語のセリフは不自然だったし・・・。いじわるなツッコミだけど日本人が観たらどうしても気になってしまう部分です。物語の展開自体も、前半はあまりつまずきが無く、面白みにかけたような・・・。ベースが「事実」だけに、筋を変えるのは難しいかもしれませんが、もう少し演出の工夫が可能だったと思います。マフィアの娘の誘拐シーンはかなりよく描けてましたけどね!

さて、後半はいよいよ早田英志・ご本人が登場

このおっさん、すごい迫力なの(笑)。前半が物足りなかっただけに、急に惹き付けられました。役者としては大根だけど、自分の熱意を込めたセリフになると急に画面で存在感が出てくる。組合の事務所閉鎖騒ぎのシーンなんか、もう、口あんぐり(笑)。角材持った組合員たちに対峙して、まずは自分から飛び掛っていくその姿。すごいおっさんだなぁ、と圧倒されっぱなしでした。ここまで信念や不正に対して戦う勇気がないと、コロンビアでのエメラルド・ビジネスなんて危険な仕事で成功は収められないんだろうと思わされる迫力。あのシーンだけでも個人的には映画を観てよかったなと、思いました。あの国での正義が何かはわかりませんが、かっこよかったです

ところで、エンディングロールでは、早田さんが2002年にゲリラとの戦いで意識不明の重体になった、というテロップが出ます。一瞬びっくりしましたが、本人はこの映画の宣伝のために日本に来てたハズだし、すぐに「は?」と思ったのです。後でパンフレット読んだら、その部分は脚色だとか。その理由はゲリラ対策。ゲリラが弱いという演出をしてしまうと、報復があるため、ゲリラにやられたという表現を入れたとか。怖いですねー。ひょー

・・・今、ノバのCMで植村直己のスペイン語が流れてますが、個人的にはこのセニョール・ハヤタの映像も流して欲しいです(笑)。

バモス!!

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